怪しむべきインスタコンサルの特徴は?狙われやすいターゲット層や遭遇したときの対処法を解説

最終更新日 : 2024/09/12 | 投稿日 : 2024/07/03

  • 怪しいインスタコンサルの特徴がわかる
  • 詐欺に引っかからないよう事前対策がとれる
  • 正しいコンサルに依頼するきっかけになる

Keiさん、起業するためにインスタでコンサルやってるって人から教わろうと思うんですが、怪しいかどうか見抜く方法はありますか?

インスタコンサルしている人、増えてきているよね!なら、今日は怪しいかどうか確認する基準を紹介するね

起業・副業が注目されている昨今では、インスタを含むSNSで、コンサルタントから直接ノウハウを教わりたいという方は多いのではないでしょうか。

真っ当なビジネスをしているコンサルタントが多い中で、気をつけたいのが怪しいインスタコンサルの存在です。

そこで本コラムでは、怪しむべきインスタコンサルの特徴や、詐欺に引っ掛からないための対策を解説します。これから起業・副業を始めたい方や、コンサルを受けてしっかりとノウハウを吸収していきたい!という方は、怪しいコンサルに引っかからないために参考にしてみてくださいね!

Contents

インスタコンサル詐欺とは?

怪しいコンサルと、コンサル詐欺は別物ですが、まずインスタコンサル詐欺について理解しておきましょう。

「インスタコンサル詐欺」とは、SNSを利用したビジネスに対するコンサルティングを持ちかけ、金銭を騙し取る詐欺行為を指します。

たとえば、SNSを利用したビジネス情報やノウハウを教えると称して高額な金銭を要求しながら、蓋を開けてみると開催されなかったり、説明時の内容と全く異なるサービスが行われたりといった感じです。

サービス予定のコンテンツが「情報」であることが多く、インスタコンサル詐欺は「情報商材詐欺」に近いともいわれています。

SNSビジネス界隈は近年とても注目されているため、この業界は本当にピンきりの世界。まともなコンサル会社もあれば、怪しいかも…?と、詐欺かどうかのボーダーラインが分かりづらいものもあります。そのため、100%被害に遭わない方法を見つけるのは、少々難しいかもしれません。

けれども、悪質な案件から自分の身を守るには、正しい知識と横のつながりを持っておくことが大切です。

なぜインスタコンサル詐欺が増えているのか

インスタコンサル詐欺は、残念ながら増えているといわれています。

主な背景としては、次のことが考えられるでしょう。

誰でも容易にコンサルを名乗りやすくなってきたから

インスタグラムをはじめとするSNSの普及により、フリー(個人)のコンサルタントが増えつつあります。

これにより、誰でも容易に「コンサルタント」と名乗りやすく、一部の悪質な人物が詐欺を行いやすい環境が整ってしまいました。

多くのフリーランスが真っ当なビジネスをしている一方で、一部の人々がコンサルタントという肩書きを利用して金銭を騙し取るケースが増えているのです。

肩書きだけの「自称コンサルタント」もいる

インスタグラムでは、自己ブランディングが重要視されるため、簡単に「コンサルタント」としての肩書きを持つことが可能です。

実際にはコンサルタントとしての経験やスキルが不足しているにもかかわらず、名乗ってしまえば大丈夫という考えの方もいるかもしれません。

さらに「自称コンサルタント」かどうかは見抜きにくいため、ユーザーが詐欺に遭うリスクが高まっているのです。

詐欺目的のインスタコンサルが狙いやすいターゲット層

詐欺目的のインスタコンサルタントは、全てのユーザーを狙っているわけではありません。
特にターゲットになりやすいのは、次のような層といわれています。

起業したての女性を狙ったコンサル詐欺

女性起業家の増加に伴い、彼女たちを狙ったインスタコンサル詐欺が増えています。

起業したての女性は、ビジネスの成長やマーケティング戦略に不安を抱えていることが多いため、経験や実績を誇張した「コンサルタント」に依頼してしまうことがあります。

若年層を狙ったコンサル詐欺

若年層にもまだまだ人気のあるインスタグラムは、多くの若者がフォロワー数の増加やSNS起業の成功を夢見ています。

このような若年層は、自己ブランディングやSNSマーケティングの知識を積極的に学ぼうと姿勢があるため、詐欺師にとって格好のターゲットとなってしまうかもしれません。

偽のコンサルタントは、フォロワーを急増させる方法やスポンサー契約を獲得する秘訣を教えると称して、金銭を騙し取ることがあります。

中高年を狙ったコンサル詐欺

中高年層もまた、インスタグラムの利用者として増加していますが、SNSの操作やマーケティングに不慣れであることが多いため、詐欺師の標的になりやすいです。

特に、定年退職後のセカンドキャリアや趣味のビジネスを始めた場合、インスタグラムの活用方法をゼロから学びたいと考えている方が多いでしょう。

このような層に対して、「簡単に成功する方法」や「効果的なマーケティング戦略」を提供すると称して、高額な料金を請求することがあります。

「スキル不足」と「詐欺」はイコールではない

ここで理解しておきたいのが、「スキル不足」と「詐欺」は別物だということです。

詐欺というのは、法律上でいう「詐欺罪」に該当し、あくまでも人を欺く意思があることを前提に、財物の交付を受けることを指します。

相手に故意がなければ、詐欺罪は成立しません。

つまり、依頼したインスタコンサルのサービス内容が「薄かった」「役に立たなかった」といっても、相手が公言通りサービスを実行していれば「単なるスキル不足のコンサル」だけで終わります。

そのため、「あの人のコンサルは詐欺まがいだ!」といくら訴えても、実際には詐欺ではないので注意しましょう。

怪しむべきインスタコンサルのよくある手口や特徴

たとえ詐欺ではなかったとしても、支払った分の結果は得たいものですよね。

では、罪かどうかに関係なく、怪しむべきコンサルにはどのような特徴があるのでしょうか。

ここからは、怪しいコンサルのよくある手口や特徴を紹介します。

「誰でもすぐに稼げる」と甘い言葉を使う

怪しいインスタコンサルは、「月収100万円保証!」などの根拠のない約束を用いて、一見して成功が容易であるかのように見せかけます。

そんな甘い話はありません。
それが本当なら、全てのフリーランスが苦労していないでしょう。

特に、具体的な方法論や実現可能な戦略が示されていない場合は要注意。経験の浅い起業家やフリーランサーを誤認させて、乗っかってしまったら高額な初期投資を要求されてしまうでしょう。

「すぐに元が取れます」と謎の文言が多い

そもそもコンサルティング料金は、決して安くはありません。

そのため「投資したお金は数週間で回収できます」といった、楽観的な言辞で参加者を誘っている場合は、注意してください。

未経験者が数週間で何十万も回収できるビジネスがあったとしたら、だいぶ怪しいと思った方がいいです。

実際には高額な料金を支払った多くの受講者は、支払い後はじめてその約束が果たされないことに気付くかもしれません。

「夢」ばかりを語っている

怪しいコンサルの特徴として、大成功や理想的な未来しか語らず、具体的な手法や実績が伴っていないケースがあります。

たとえば「海外移住できたらいいよね!」「働かずしてお金を得られたら最高だね」といった感じです。

誰もが理想の生活を求めてビジネスを展開していくでしょう。しかし、夢だけ語っていても現実にはなりません。

夢を追い求めている若者や起業家は、一時の感情だけで依頼してしまわないようにしましょう。

とにかくコンテンツが曖昧

提供される予定のコンテンツやサービスの詳細が非常に不明瞭で、具体的なステップや戦略が明確でないコンサルも、怪しいと思った方がいいです。

曖昧な言葉は、具体的な質問を避けるための戦術であり、批判的な思考を封じるために使われることがあります。

仮に細かな内容をこちらから求めても、一貫して曖昧な返答しか得られないでしょう。
相手の反応に納得がいかないと感じた時点で、早急におさらばしてください。

受講生の声を勝手に作っている

悪質なケースになると、受講生の声を勝手に作っちゃってる可能性もあります。
ほとんどが、実在しない受講生の声や、誇張された内容で構成されており、信頼感を人工的に高めるために利用されます。

でも、これってなかなか見抜けませんよね・・・。

たとえば「コンサルを受けたAさんが、数週間たらずで150万円達成しました!」と書いてあれば「ああ、本当に稼げるんだ!すごい!」と、思う人もいるでしょう。

上記はもっとも単純な事例ですが、中にはリアリティあふれる内容を用いて、コンサルの有効性を誇大に宣伝してくることもあります。非常に、厄介です。

もし怪しいと感じたら、AさんBさんとかではなく、受講生の顔と名前がしっかり公表されているコンサルを選ぶといいかもしれません。

達成していない実績を堂々と公表する

実際には達成していない成果を、成功したかのように公表し、新たな顧客を引きつけるケースもあります。

これにより、実際の実績に乏しいコンサルタントでも一見信頼できるように見せかけられるため、手口として使われやすいでしょう。

受講生にまで偽の実績を作るよう強要する

一部の詐欺コンサルは、自身の信用を不正に高めるために、受講生に対して虚偽の成果報告をさせることがあります。

たとえば「達成していないけど、達成したことにしちゃいなよ」「どうせ誰も気が付かないから大丈夫だよ」と言いながら、偽の実績を出すよう促すパターンです。

この行為により、コンサル全体の信頼性が偽りのものになり、より多くの人々を欺く基盤が築かれていまいます。

非アクティブのフォロワーが多すぎる

インスタフォロワーが妙に多すぎる偽コンサルにも、注意してください。

多くの怪しいコンサルタントは、プロファイルの信頼性を偽装するためにフォロワーを購入します。これにより、フォロワー数は多いものの、実際のエンゲージメントが極めて低い状態になります。

この現象は、フォロワーの質よりも量を重視する詐欺的な行為の典型です。

「お金持ちアピール」を投稿でバンバン出す

高級車や高価なアクセサリー、豪華な旅行の写真を頻繁に投稿し、成功しているイメージだけを投稿するアカウントも、違和感を持つことがあるでしょう。全ての人がそうではないでしょうが、「結局何してる人なん?」と一見わかりにくい場合は、写真だけの可能性があります。

そもそも、ユーザーが知りたい情報は、豪遊している写真や動画ではなく、どうしたら自分の課題が解決するかですよね。ユーザー心理をあまりよくわかっていないなと感じたら、それはあなたが学ぶ相手ではありません。詐欺かどうかは別として、やめた方がいいです。

事前の説明と受講内容が全く異なる

詐欺コンサルや怪しいコンサルは、実に巧妙な手口でユーザーを引き寄せます。

契約前には非常に魅力的な内容が説明されたものの、実際に提供されるコンサルティングの内容は全く異なるケースもあります。

これは、契約を急がせるために意図的に行われる詐欺の一形態であり、多くの場合、受講者は高額な料金を支払った後で実態のないサービスに気づくことになるでしょう。これは、詐欺が成立する可能性が高いといえます。

インスタコンサル詐欺に引っかからないための対処法

インスタコンサル詐欺に引っかからないために、次のことを意識してみてください。

信頼できる人から紹介してもらう

信頼できる人、たとえば友人や業界の知人からコンサルタントを紹介してもらうことが一番です。

紹介があれば、コンサルタントの実績や成功事例、クライアントのフィードバックを直接確認できて安心です。

無料相談でとにかく突っ込んだ質問をする

無料相談は、コンサルタントの専門知識や対応を徹底的にチェックできる良き機会です。

具体的な戦略、過去の成功事例、達成した成果の詳細を問いただし、その回答を慎重に評価してください。具体性が欠ける回答や曖昧な対応は、そのコンサルタントが信頼に足るものでない可能性を示しています。

違和感を抱いた時点で申し込まない

プレゼンテーションや初期の説明中に何か違和感を持った場合、その感覚を無視しないことが大切です。違和感は直感というくらい大体当たっています。

小さな疑問や不安を残したまま依頼してしまうと、後に大きな問題につながってしまうかもしれません。

多くのコンサルでは、本契約前の無料相談を設けている可能性があります。そこで不明瞭な点が解消されない場合は、そのコンサルタントとの契約を見送ってください。

直感を信じ、自身の判断に自信を持つことが、詐欺から身を守る鍵となります。

インスタコンサル詐欺の被害に遭ったときの初動対応

いくら怪しい人には引っかからないぞと気をつけていても、詐欺コンサルかどうかを100%見抜くのは難しいのが悲しいところ。もし、被害に遭遇してしまった場合は、以下のことを徹底してください。

相手とのやりとりをすぐにスクショする

詐欺に気付いた場合、すべてのコミュニケーション、つまりメッセージのやり取り、電子メール、SNS上の投稿などをスクリーンショットで記録してください。

これらの記録は、後に警察や法律の専門家に相談する際、重要な証拠となります。証拠を確保することで、事態の解決がより迅速かつ効果的に進行する可能性が高まるでしょう。

追加の支払いはしないこと

詐欺コンサルによっては、問題を解決すると称して追加の支払いを要求してくることがあります。絶対に、応じてはいけません。

すでに支払った金額については回収が難しいかもしれませんが、これ以上の損失を防ぐためにも追加の支払いを断ることが重要です。

詐欺コンサルに「電話しよう」「会って話そう」と言われても応じない

もし「詐欺コンサル」だと発覚して問い詰めた場合、悪質な詐欺師だと問題を個人的に解決しようとして、直接の会話や会面を求めてくることがありますが、応じてはいけません。

個人的な対応は問題を複雑化させるだけでなく、詐欺師にさらなるチャンスを与えることになります。本当に危ないので、Yesと言わないようにしてください。

代わりに、すべての対応は文章を通じて行い、証拠を確保しておきましょう。

インスタコンサル詐欺でお金を騙し取られてしまったときの相談先

「インスタコンサル詐欺で、高額のお金をとられてしまった」
そのような場合は、泣き寝入りせずにまずは相談してみましょう。

国民生活センターに相談する

インスタコンサル詐欺に遭い、すでに高額のお金を支払ってしまった場合、まず国民生活センターに相談することをおすすめします。

国民生活センターは、消費者トラブルに関する相談窓口があり、具体的なアドバイスやサポートを受けられます。

詐欺被害に関する相談経験が豊富なスタッフが対応してくれるため、適切な対応方法を知るための第一歩として非常に有効です。

弁護士へ相談する

詐欺被害が深刻な場合、弁護士への相談も考えた方がいいといえます。

法律の専門家は、契約書や取引記録を確認し、法的な措置を講じるためのアドバイスをしてくれます。特に高額な被害や複雑なケースでは、弁護士を通じて詐欺師に対して賠償請求を行えるかもしれません。

警察へ被害届を出す

詐欺被害に遭った場合、警察へ被害届を出すことも非常に重要です。詐欺は刑事事件であり、警察に通報することで正式な捜査が開始されます。

被害届を提出する際は、できるだけ多くの証拠を提出することが求められます。スクリーンショットやメールの記録、支払いの証拠などを提供することで、捜査の進展が期待できるでしょう。

インスタコンサル詐欺から身を守るために知るべき法律

インスタコンサル詐欺から身を守るには、法律も知っておくといいでしょう。
法律と聞くと、ちょっと難しいなと感じるかもしれません。なので、以下の2つに絞りました。目を通しておいてくださいね。

特定商取引法

特定商取引法は、消費者を保護するために設けられた法律で、詐欺的な商取引を防止するもの。この法律では、訪問販売や通信販売、連鎖販売取引(いわゆるマルチ商法)など、特定の商取引における販売者の義務や規制を定めています。

インスタコンサルにおいても、契約内容や料金、解約条件について明確に説明する義務があるので、掲載内容をしっかりと確認しておきましょう。

消費者契約法

消費者契約法は、消費者が不利な契約を結ばされることを防ぐための法律のこと。事業者と消費者の間で結ばれる契約において、消費者を保護するための規定を設けています。

具体的には、事業者が不実のことを告げたり、消費者の不安を煽ったりして契約を締結させた場合、その契約を取り消すことができると定めています。

インスタコンサルの契約においても、誤解を招く情報や強引な勧誘に対する保護策として活用できるので、知っておいて損はありません。

怪しいインスタコンサルの特徴を知って賢くビジネスしよう

SNSビジネスは増加傾向にあり、これからもますます市場が拡大していくでしょう。
起業や副業を始めて、コンサルをお願いしようか検討している方は、真っ当なビジネスをしている人から学ぶようにしましょう。

本コラムで紹介した事例は、詐欺であることを自覚しているケースが多いですが、中には詐欺をはたらこうと思っていない(悪気がない)自称コンサルもいるかもしれません。
実際に、プレイヤーとしては優秀だけど、教える側のスキルはない、という人もいます。

見極めが非常に細かくなりますが、実績が明確であるか、受講生が本当に飛躍しているかどうかなど、確認するようにしてくださいね。

この記事の執筆者:MAYU

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