女性起業家がブランディングで成功する秘訣とは? あなただけの魅力を引き出す構築フローを紹介
最終更新日 : 2024/09/13 | 投稿日 : 2023/06/05
今回のテーマは「ブランディング」です。
実は、ブランディングは起業する上で最も大事な要素だということをご存知でしょうか?
かく言う私自身も、ブランディングについて迷走し続けたうちの一人。
実際に、Re:Lifeにお問い合わせくださる方や経営者の方々のお話を伺っていても「ブランディングがうまくいかなくて…」というご相談をよくいただきます。
それほど、多くの起業家さんにとってブランディングは悩むポイントの一つなのです。
ブランディングに苦手意識を抱える理由は人それぞれですが、共通点として感じるのは、ブランディングの本質を知らずに進めてしまっていることが挙げられます。
そこで本記事では、ブランディングの基礎知識から成功させる秘訣、ブランディングの構築フローを解説していきます。
これから起業されたい方から既に起業されている方まで、幅広くお読みいただける内容です。ぜひ、参考にしてしてみてくださいね。
この記事は以下のような方におすすめです!
Contents
女性起業家が知っておきたいブランディングの本質
女性が起業して幸せをつかむには、『ブランディングとは何か』を理解することからスタートです。
まず、ブランディングとは「自身の商品やサービスの価値や自分自身のイメージを広く認知してもらうための手段」のひとつ。分かりやすく言うと、「〇〇といったら〇〇さん」というように、社会的なポジションを獲得するために必要な取り組みです。
例えば、「女性起業におすすめの書籍といったら〇〇さんのこの本」、「YouTubeでお金の勉強をするなら〇〇さん」といったように、真っ先に特定の人物や固有名詞がイメージできるのもブランディングの効果によるものです。
このように、ブランディングを行うことで自分自身のポジションの確立が可能になります。言い換えるならば、周囲との差別化に成功したといえるのです。
女性起業家がブランディングを成功させる秘訣
ブランディングで周囲との差別化を図るには、具体的にどのような方法があるのか気になりますよね。
結論、成功の秘訣となるのは「機能的価値」と「情緒的価値」の両方をうまく活用することです。
どういうことなのか、紐解いていきましょう。
機能的価値と情緒的価値の融合
ブランディングを成功させるには、「機能的価値」と「情緒的価値」の組み合わせがカギとなります。
機能的価値とは、商品やサービスの機能や性能に対する価値のこと。たとえば、パソコンを買うとなったときに、画面の大きさはどれくらいか?ストレージがどれくらいか?というスペックを示すものです。
多くの人がブランディングの部分でつまづきやすいのが、機能的価値ばかりを提示して売り出してしまうことです。実は私もここでつまづいて迷走していました。
機能的価値の提供は、ニーズがあれば一時的に興味を持ってもらえるかもしれません。
しかし、似たものが並ぶことで、お客様は類似商品で安いものを選ぼうという心理がはたらくため、あなたの商品が印象に残り続けることは難しくなります。
長い目で見たときに、競合の商品やサービスに埋もれてしまって差別化が図れなくなってしまうでしょう。
リピートしてもらえなくなる理由の一つですね。
周りと埋もれることなく「〇〇といえば私」というポジションを確立するためには、情緒的価値をプラスすることが重要です。
情緒的価値とは、商品やサービスを利用した方が得られる精神的な付加価値のこと。たとえば、「この方のコンサルを受けることでカリスマ性まで磨かれて気分が良い」「この商品を購入することで社会貢献できる」といったように、情緒面に何かしらのメリットが得られる状態です。
これまで機能的価値ばかりに焦点を置いていた場合は、情緒的価値をプラスしていくよう意識してみましょう。
情緒的価値をうまくプラスさせるには?
情緒的価値をプラスするには、提供する側、つまり「私たちの想い」や「個性」を発信する必要があります。
私たちはそれぞれ「自分」というブランドを持っていますよね。
経験してきたこと、得てきたもの、関わってきた人はみなそれぞれ異なるはず。そうした「個性」をブランディングに組み込むことで、唯一無二の商品・サービスに育っていきます。
世界にたった一人の自分を活かすことは、「ファン化」にもつながります。ファン化を成功させることで、「あなたから買いたい」という気持ちになり「〇〇なら〇〇さん」というポジションを確立できるでしょう。
ブランディングは、自分を最大限に活かして差別化を図り、市場価値を高めるための手段といえます。
ブランディングとマーケティングの違い
ここで、マーケティングとの違いも確認しておきましょう。
ブランディングを考える上で混同されやすいのが、マーケティングです。
先ほどお話した通り、ブランディングとは『自分を活かして差別化を図り市場価値を高めること』です。
それに対してマーケティングは、商品やサービスを販売するためのトータル的な戦略のこと。具体的には、コンテンツ設計から価格設定、販売プロセスを練り、売れるための仕組みをつくる活動を指します。
ブランディングでいくら差別化を図れても、それが多くの人に伝わらないと購買活動につながりません。
ここで、「ブランディングとマーケティング、どちらが先?」という疑問が生じるかと思います。
結論から申し上げると、ブランディングを先行するのが望ましいといえます。
ブランディングを着実に行ってからマーケティングを進めることで、商品やサービスの価値や魅力がより伝わりやすくなるからです。
ただ、商品やサービスの内容によっては同時並行で進めることもあります。
ブランディングとマーケティング、どちらも事業を成功させるために不可欠です。焦らずに進めていきましょうね。
ブランディングをする前に整理しておきたい2つのこと
よし!早速ブランディングを始めてみよう!という勢いになってきたところで、ブランディングを始める前に整理しておきたいことがあります。
それは、以下の2つ。
- ・自分自身の信念を明確にする
- ・自分の強みや苦手なことを整理しておく
自分自身の信念を書き出してみる
一つ目に、自分自身の信念を明確にしておくことです。
ここを明確にしておかないとブランディングにブレが生じやすくなり、結果的に自分の理想とする働き方や生き方ができない恐れがあるからです。
こうしたことを書き出してみることで、今後の方向性で迷いが生じた際に軸となってはたらいてくれるでしょう。
自分の強みや苦手なことを整理しておく
自分の強みや苦手なことを整理しておくことも重要です。
強みや苦手なことを知ることで、提供できる価値が定まりやすくなるでしょう。
一見、苦手な部分はビジネスにおいてマイナス要素と捉えられやすいのですが、ブランディングにおいてはむしろプラスにはたらきます。
たとえば、「人前でプレゼンするのが苦手…」という苦手要素を持っていたとします。この場合、ブランディングにおいて「私は人前で話すことが得意ではありません。でも、文章を通してなら自分の想いを自由に発信できます!」と伝えられますね。
この発信を見たお客様の中には、「私も同じ!」「話すの苦手だけど書くのは得意!」という方もいらっしゃるでしょう。
もうお分かりですね!共感が得られることで、この人のサービスなら私も安心して受けられるかも!となるわけです。
今後のブランディングのために、強み・苦手なことを整理しておきましょう!
選ばれる女性起業家のためのブランディング構築フロー
ブランディングの効果を最大限に発揮させるには、正しい構築フローで進めることが重要です。
ブランディングを進めるにあたって、大事な項目を3つご紹介します。
- 具体的なターゲット設定
- ブランドコンセプトの設計
- ブランドイメージの統一性
❶具体的なターゲット設定
最初に行いたいのは、ターゲット設定です。
ターゲット設定とは、限りある商品やサービスを、どのセグメントに買ってもらいたいかを決めることです。言い換えると、「誰のためのブランドなのか」を明確にすることです。
ブランディングを進める上で、ターゲティングは最も重要なことといっても過言ではありません。なぜならば、ターゲット設定が曖昧な状態で進めてしまうと、商品やサービスが広く浅くしか認知されず、ブランドの浸透スピードが落ちてしまうからです。
結果、マーケティングの際に余分なコストがかさんでしまいます。
❷ブランドコンセプトの設計
ターゲットが決まったら、ブランドのコンセプト設計を行いましょう。
ブランドコンセプトとは、ビジネスのアイデアや構想を整理したものを指します。
具体的には「誰に」「何を」「どのように」といった項目でまとめるといいでしょう。
ブランドの価値というのは、基本的には目に見えないものです。多くのお客様に認知してもらうには、言葉を使って目に見える形にして伝えなければなりません。
つまり、「目に見えないものを形にする」というのがブランドコンセプトの設計です。
ここで、スターバックスを例に挙げてみましょう。
スターバックスのコンセプトは「サードプレイス」。まるでホテルのラウンジを思わせるソファ、おしゃれなBGM、カスタマイズ豊富なメニューなど、高いホスピタリティのもとでカフェを運営しています。
ちなみに、私も週3でスターバックスに通う「スタバファン」の一人です。数あるコーヒーショップの中でもスターバックスに通い続ける理由は、居心地の良い空間が体験できるから。
コーヒー屋さんにとどまらず、空間を提供するというブランディングによってリピーターやファンが集っています。
他のコーヒーショップとの圧倒的な差が、ブランディングの成功につながっているといえます。
話を戻しますね。
ブランドコンセプトを設計する目的は、事業活動に一貫性を持たせることです。ブレない方向性があるからこそ、取り組み基準や商品・サービスの質が高まり、顧客満足度につながります。ぜひ、ブランドコンセプトを明確化してみましょう。
❸ブランドイメージの統一性
続いて、ブランドイメージの統一性です。
ロゴやマーク、デザインを含めて商品やサービスへの想いに統一性を持ってはじめて、ブランド力は発揮されます。そのブランドの「らしさ」を維持することで、お客様のニーズを満たし続けられるのです。
一方で、商品やサービスごとにロゴやマークが変わったり、担当者ごとに表現方法が異なったりすると、ブランドの「らしさ」が失われやすく、印象が薄まってしまうでしょう。
一度決めたブランドイメージを貫き通すことで、多くの人に記憶してもらえます。
そうしたプロセスを経て、あなたのブランドは育っていくのです。
あなたの独自の魅力を活かしたブランディングを
女性起業家としてビジネスを成功させるには、周囲との差別化が必要です。
同じような商品・サービスを提供している人は世の中にたくさんいます。
唯一無二のブランドに育てていくためにも、自身の世界観を活かしたブランディングを行うようにしてみましょう!
- 個人で稼ぎたいけど、働き方に迷っている
- ホームページを作ったけど、お問い合わせが来ない
- SNSの発信で活かせる強みが見つからない
- SNSのフォロワーを伸ばしても売れない
- 公式LINEを開設したけど、登録人数が増えない
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