ブランディングにおける情緒的価値とは?新しい自分の魅せ方を極める

最終更新日 : 2024/07/01 | 投稿日 : 2024/02/26

  • ブランディングの本質を学べる。
  • ブランディングで具体的に何を発信すればよいか分かる。
  • ロングセラー起業家への第一歩が踏み出せる、

Keiさん、質問です!
先日、ブランディングを本格的に始めた方から「情緒的価値を盛り込んだ方がいいですか?」
と相談をいただきました!
そもそも、情緒的価値ってどんなものなのでしょうか?

お!いいところに気がついたね!
じゃあ今日は、情緒的価値について学んでいこうか。
ブランディングにおいてとっても重要なことだから、効果的な盛り込み方も伝えるね!

本日お伝えする内容は「情緒的価値」です。
ブランディングを進めるうえで、情緒的価値の提供は不可欠です。

とはいえ、
「情緒的価値ってそもそも何?」
「何を発信したらいいの?」

という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、情緒的価値をブランディングに盛り込む方法や発信する際の注意点をご紹介します。

ブランディングを本格的に進めよう!という方はぜひご覧ください。

  • これから起業を考えている。
  • ブランディングを改めて学びたい。
  • ファンに愛される起業家になりたい!

ブランディングにおける情緒的価値とは

ブランディングにおける情緒的価値とは、その商品やサービスを利用したときにお客様が抱く精神的な価値のこと。お客様がその商品やサービスを手にしたときに感じるブランドイメージになるものです。

ここで、情緒的価値とは何かをもう少し分かりやすくするために、Apple製品を例に挙げて見ていきましょう!

世界で最も賞賛される企業、Apple。iPhone、Macを愛用されている方も多いでしょう。

では、なぜApple製品はなぜ売れ続けているのでしょうか?

世の中にはいろんなメーカーのパソコンが販売されています。

パソコン作業で必要な機能が備わっているかどうかで考えると、どのメーカーでも問題ありません。

中でも、Macは結構なお値段がするうえに、値引されるケースがほとんどありません。

そう、高いんですよ。

そ・れ・な・の・に!根強いファンが多いのはなぜでしょうか。

Apple製品にファンが多いのは、「その商品を持つことで得られる感情的なメリットが盛り込まれているから」といえます。

例えば、以下のようなものです。

「りんごのマークがかわいくておしゃれ」
「Macを使っているとテンションがあがる」
「スティーブ・ジョブズの言葉が好き」

どれも数値化できない感情的な要素ばかりですね。

そうです!これが、情緒的価値なのです。

「ちょっとくらい他より高くても手に入れたい」

「何ならPC周りのアクセサリもApple製品で揃えちゃお!」

たとえ高くても、値引きされなくても、Appleユーザーを虜にしているのです。

このように、情緒的価値を商品やサービスに盛り込むことで、単価が高くても選ばれる可能性が高くなります。

情緒的価値と機能的価値の違い

ここで、機能的価値との違いも整理しておきましょう。

機能的価値とは、機能面における価値を指します。

パソコンを例にすると、液晶サイズや容量、搭載されているカメラの画素数といった数値化できる部分のことです。

技術が発達した現代では、同じような機能を持つ商品が世の中に溢れています。

ハイスペックな新商品が次々と登場するため、機能だけで比較するとどうしても安くてすぐに手に入るものが選ばれる傾向があります。

そこで重要となってくるのは、情緒的価値の要素です。

情報が簡単に手に入る時代は、機能的価値だけではどうしても勝負しづらいというのが実情です。

機能的価値に情緒的価値を加えることで、独自性が生まれるのです。

情緒的価値と機能的価値はどちらも大事

ここまで見ると、「情緒的価値の要素を多く提供した方がいいよね?」そう思われるかもしれません。

確かに、情緒的価値を提供することでファンができて価格競争に巻き込まれにくいというメリットがあります。

ただ、機能的価値がないと商品やサービスとして成り立たなくなってしまいます。

再度パソコンを例にしてみます。

必要な機能が備わっていない、操作性が複雑で直感的に使いこなせない…こうなると作業は一向に完了しません(汗)

機能的価値と情緒的価値は、どちらもなくてはならない要素なんですよね!

まとめると、機能的価値は数値化できるスペックのことで、情緒的価値とは感情に訴えかける価値のこと。

ブランディングにおいてはどちらも盛り込む必要があり、組み合わせることで無敵の存在になっていけるのです。

ブランディングにおける情緒的価値の盛り込み方

では実際に、ブランディングにおける情緒的価値を盛り込んでみましょう!

おすすめの盛り込み方として、以下の3つが挙げられます。

情緒的価値を盛り込む3つの方法
  1. 自分の生きてきたストーリーを語る
  2. 想いを伝える
  3. あなたの人柄を惜しみなく出す

自分の生きてきたストーリーを語る

ブランディングにおける情緒的価値の盛り込み方ひとつ目は、自分の生きてきたストーリーを語ること。あなたの人生の物語を投稿やブログに含めることが重要です。

なぜ、ストーリーを語ることが重要なのかというと「私たち一人ひとりが経験した人生は、誰にもマネできないオリジナルの要素だから」です。

といっても、情緒的価値を提供する際は、経験した事柄をそのまま並べるだけでは不十分です。

ストーリーを語るうえで、大事なポイントは以下のとおり。

これまでの人生の中で経験したことによって、

  • どんな気持ちになったの?
  • そこからどう変化したの?
  • どう乗り越えたの?
  • どんな気づきがあったの?

という、内面の部分を語ることがとっても重要です。

一例として、ここで筆者のストーリーを語ってみます。

【一例】筆者のストーリー

私は、新卒から会社員を続けてきました。

朝6時に出社して、23時過ぎに退社して、そこから40分かけて車を運転して帰り、翌朝5時に起きる。

こういった生活を送っていたんです。

私自身、会社が好きだったし仕事内容も合っていたと思います。

ただ、この生活を続けて私の人生は終わっていくのかな…。と、次第に違和感が重なっていきました。

その違和感をきっかけに、「価値観のワーク」という内観をし始めました。

そこから出た価値観の優先順位は、上から「自由」「幸福」「余暇」だったんです。

求めているものは、もっと自由に余暇を楽しむこと。それが、自分にとっての幸せなんだと気がつきました。

そこから会社員生活に終止符を打ち、フリーランスへ転身しました。

フリーランスになって年月が経過した今、好きな場所で好きな人と一緒にお仕事ができて、余暇もそれなりに楽しめています。

何より、毎日が幸せです。

人生のストーリーは、一人ひとり違っているから面白く、生きている証がたっぷり詰まっています。

ブランディングとして自分のストーリーを語ることで、情緒的価値を提供できるようになるでしょう。

ぜひ、みなさんもご自身のストーリーを語ってみてくださいね!

想いを伝える

情緒的価値を盛り込む2つ目の方法は、あなたの想いを伝えることです。

ここでいう「想い」とは、活動理念を表します。

想いを伝える際に掘り下げたい内容は、以下のとおりです。

  • 活動を通して社会をどう変えていきたいのか
  • この活動を始めようと思ったきっかけは何なのか
  • 関わるお客様に何を提供したいのか
  • お客様をどう導きたいのか
  • 自分自身がどういう存在になりたいのか

深い内容ほど、想いに共鳴してくれる方はあなたのファンになってくれるでしょう。

あなたの活動に価値を感じたファンの方は、「もっと応援したい!」「世の中に浸透させたい!シェアしよう!」と思うようになります。

想いを伝えるほどに、あなたの活動を広げる仲間になってもらえます。

ぜひ、情緒的価値として想いを盛り込んでみましょう!

あなたの人柄を惜しみなく出す

情緒的価値を盛り込む3つ目の方法は、人柄を惜しみなく出すことです。

これは、個人事業主やひとり経営者だからこそできる特権です!

人柄というのは、本人にしか出せないオリジナルな部分です。

喋り方、コミュニケーションの仕方、言葉のチョイスが挙げられますね!

あなたがお買い物をするとき、こんな経験ありませんか?

「この店員さん、いつも雰囲気がいいから通いたくなるな」
「この方のInstagramの発信を見ていると優しい気持ちになる。なんだか好き。」

これは、人柄によってその人に魅力を感じるかどうかの判断基準になるというケースです。

「お金を支払ってサービスを受ける」「高額商品を選ぶ」となると、人柄を出すことは重要な要素になるといえるでしょう。

特に、SNSなどオンライン上で活動する方は、お客様と対面で会うことが少ないと思います。

日々の言葉や写真、ショートムービーなどをうまく活用して、あなたの人柄を伝えることを意識してみましょう!

ブランディングに情緒的価値を盛り込んでお客様の心を動かそう

ブランディングに必要な要素は、機能的価値と情緒的価値をうまく組み合わせることです。

特に、情緒的価値を盛り込むことで、「ファンができる」「価格競争に巻き込まれにくくなる」「独自の世界観が生まれる」というメリットがあります。

ブランディングを本格的に始めよう!という方は、ぜひ情緒的価値の要素をふんだんに盛り込んでみましょう。

  • 情緒的価値とは、感情にはたらきかける要素のこと
  • セルフブランディングでは、機能的価値と情緒的価値の両方が必要
  • 情緒的価値の盛り込み方にも注意しよう

この記事の執筆者:MAYU

Re:Life(リライフ)は、コーチ・コンサル・セラピスト・カウンセラー・WEBデザイナー・動画クリエイターなどフリーランスとして活動しておられる方が、WEB集客・収益化に関するお悩みから解放され、やりがいと売上を両立させるためのサポートを行うビジネススクールです。
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