僕がWebデザイナーで年収1,000万稼げた理由を公開！30代未経験の起業ノウハウを伝授します

Webデザイナーの平均年収はどれくらい？

Webデザイナーの仕事に興味を持ち「どれくらい稼げるのか？」と気になっている方は多いでしょう。

ここからは、会社員を含む全体の平均年収と専業フリーランスの平均年収に分けて見ていきます。

Webデザイナー全体の平均年収は約378万円

dodaの調査によると、Webデザイナー全体の平均年収は、約378万円（2024年時点）。
これは、雇用形態に関係なく、dodaエージェントサービスに登録した方の平均年収を集計したものです。

全職種の平均426万円よりも48万円低い水準ですが、これはWebデザイナーの年代層が比較的若いのが影響しています。

もっと詳しく、年収分布を見てみましょう。

• 300万円未満：24.6%
• 300～400万円未満：38.6%
• 400～500万円未満：20.7%
• 500～600万円未満：8.9%
• 600万円以上：7.2%（1,000万円以上は0.8%）

約63%のWebデザイナーが、年収400万円未満であることが分かります。
ただ、キャリア次第で、収入アップは十分に見込めると考えていいでしょう。

参考：doda

フリーランスで働くWebデザイナーは200万〜1,000万までと幅広い

フリーランス協会が公表した「フリーランス白書2023」によると「クリエイティブ・Web・フォト系」職種のフリーランスの46.9%が年収400万円以上を稼いでいるというデータがあります。

これは、スキルをしっかり身につければ、Webデザイナーとして会社員以上の収入を得ることも十分可能であると示しています。

特に、マーケティングやブランディングの知識を活かして「売れる仕組み」を提供できるデザイナー になれば、高単価案件を安定的に獲得し、年収1,000万円以上も夢ではありません。

「好きなことで自由に働きたい」「フリーランスとして安定した収入を得たい」という方は、スキルの習得と戦略的なキャリア設計が成功のカギになるでしょう。

参考：フリーランス白書2023

フリーランスWebデザイナーで年収1,000万円を達成した僕の体験談

フリーランスWebデザイナーの年収は幅広いですが、僕は30代未経験から4年目で年収1,000万を叶えました。

ここからは、僕が1年目から実践してきた全てのことを詳しくお伝えします。

僕がどのようにしてステップアップし、高単価案件を継続して獲得できるようになったのかを、リアルな部分まで話すので参考にしてみてください。

1年目：まずは低単価で仕事を受けながら独学でスキルを磨いた

独立したばかりの1年目は、実績も人脈もない状態からのスタートでした。そのため、まずは「とにかく仕事を獲得すること」を最優先にしました。

この頃に身につけたスキルは、以下の3つです。

• デザイン（Webサイト・パンフレット・名刺など）
• コピーライティング（キャッチコピーや文章作成）
• コーディング（HTML・CSS・WordPressなど）

ここで多くの方が気になるのは、仕事の獲得方法かもしれません。
ゼロからのスタートなので、以下の方法で受注につなげました。

• 名刺を作成し、知り合いに配る→そこから紹介が広がる
• クラウドソーシングサイトに登録する→小さな案件を受注する

クラウドソーシングは、低単価ではあるものの、実績を積めるので、最初の一歩としては最適です。また、知人経由での仕事は信頼関係が築きやすく、リピートしてもらいやすいメリットがあります。

この頃の収入は、1つの案件が大体10万円〜30万円だったので、年収100万円ちょっとほど。1年目はこんな感じで、とにかく実績を増やすのに必死でしたね。

2年目：デザインだけでは収入に限界があると悟る

2年目は、ある程度仕事をこなせるようになってきましたが、ここで以下のような壁に直面しました。

①デザインだけでは収入が頭打ちになる

当時の主な仕事と単価は、以下のとおりでした。

• ホームページ制作：30万円（納品まで2ヶ月）
• パンフレットデザイン：10万円弱
• 名刺デザイン：数万円

一見、そこそこの収入にはなりますが「作業時間が増えれば増えるほど、自分の時間がなくなる」という問題に直面しました。

また、単価が上がらないため「このままでは収入アップが難しい」ことも明白です。

②お客様の一番の願望である「集客」を叶えられなかった

年収以外にも、重要な課題が立ちはだかったのです。
デザインを提供するだけでは、クライアントの本当の悩み（集客・売上UP）を解決できていないことにも気付きました。

実際にクライアントからは、
「せっかくオシャレなサイトを作ったのに、全然集客できない」
「パンフレットを配っても、お客さんが増えない」
などの声が届くようになりました。

ここで、デザインだけでなく売上までの動線構築、つまりマーケティングやブランディングの知識が必要だと強く感じたのです。

③仕事の幅や人脈が広がらない

デザイン業務に集中しすぎた結果、紹介やリピート以外の新規顧客が増えない課題にも直面しました。クラウドソーシングの仕事は単発が多く、なかなか安定した収入につながりにくかったのです。

これらの課題を解決するために「デザイン以外のスキル習得」を決意しました。僕が目をつけたスキルは、以下の5つ。

• 写真と映像の撮影・編集
• SEO対策（検索エンジンで上位に表示させる）
• 広告運用（Google広告・SNS広告）
• ブランディング
• SNS運用（Instagram×公式LINE）

マーケティングとブランディングは、個人で活動している方から学び、SNS運用はスクールの講座を受講しました。

このように「デザイン」だけに頼らず、マーケティングや撮影スキルの掛け合わせで、徐々に高単価な案件を獲得できるようになったのです。

この頃の年収は、大体200〜300万円ほどでした。

3年目：年収500万円以上を達成！単価アップのために実践したこと

3年目に入る頃、僕は仕事の受注方法を「クラウドソーシングや知人経由」から「異業種交流会」での営業にシフトしていきました。そのために行ったのが、自社ホームページの充実です。

具体的に注力したのが、以下の項目です。

• ポートフォリオの掲載（過去の実績をしっかり見せる）
• サービス内容の明確化（何ができるのかを具体的に記載）
• 価格帯の提示（安売りせず、高単価を狙う戦略）
• お客様インタビューを動画で掲載

さらに、クライアントの「コンセプト設計から集客動線までのコンサルティング」をサービスに必ず盛り込んで、付加価値を高めました。

この結果、1件あたり100万円以上の単価を設定できるようになり、収入が大幅にアップしました。

4年目：念願の年収1,000万円を達成！鍵は提案力

4年目に突入し、単価の大幅な引き上げに成功していました。その鍵となったのが「提案力」です。ここでいう提案力とは、単にクライアントの希望通りのデザインを作るのではなく、売上アップにつながる施策を提案できるかどうかです。

具体的な施策は、以下のようなものです。

• クライアントの悩みをヒアリングし、根本的な課題を引き出す
• デザインだけ・集客だけという「点」ではなく、売上アップにつながる施策を「線」で考えて提案する
• 「なぜこの施策が必要なのか？」を明確に説明し、納得感を持たせる

たとえば、あるクライアントが「おしゃれなサイトを作りたい」と相談に来ました。しかし、詳しく話を聞いてみると、真の目的は「問い合わせを増やしたい」ことだと分かったんです。

そこで、ただ見た目が良いだけのサイトではなく、SEO対策やSNS連携、LINE公式を組み込んだマーケティング視点のサイト設計を提案。結果として、1件200万円以上で受注できました。

この頃には、サイト制作のみの完結型案件ではなく、年間契約ができるようになり、収益が安定。気がついたら、年収1,000万円を達成していました。

また、集客方法も自分から営業するのではなく、3年目で入会した異業種交流会での紹介がメイン。紹介での案件は、すでに信頼関係が構築されているため、単価交渉がスムーズ であり、無理な営業活動は一切していません。

制作後の成果については、こちらからご覧いただけます。

K’s Creative

僕が年収1,000万円を達成して分かったこと

「高単価の案件を獲得したものの、継続的に受注できるか不安……」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか？

実際に、僕が年収1,000万円を達成するまでの道のりでは、ただスキルを磨くだけでは不十分でした。そこでもっとも大切なことは「プラスアルファの価値提供」が重要だったのです。

では、僕が実際に意識していた「プラスアルファの価値提供」は、以下のようなものです。

自分の知識を惜しみなく提供する

大前提として、自分の知識は惜しみなく提供すること。
たとえば、SNS運用やマーケティングの知識を持っているなら、それをクライアントにアドバイスする。「この人と仕事すると得をする」と思ってもらうことが大切です。

マーケティングの「正解」よりも、お客様の意向を優先する

「この人なら安心して仕事を任せられる」と思ってもらうには、クライアントファーストが何より重要です。

たとえば、デザインやマーケティングの観点で「Aという施策が最適」と考えても、お客様の価値観やブランドイメージによっては受け入れにくい場合もあります。そこで大切なのは「なぜAがベストなのか？」を分かりやすく説明しながら、お客様の考えも尊重した上で、最適な落としどころを見つけることでしょう。

マーケティングの「正解」よりも、クライアントが納得できる選択肢を提示すると、長期的な信頼関係につながります。

フリーランスWebデザイナーが年収1,000万を継続させるコツ

年収1,000万円を達成するのは大きな目標ですが、それを継続することこそ本当の成功だと実感しました。

一時的に高単価案件を受注しても、次の仕事が途切れてしまえば収入は安定しません。そこで僕が意識したのは「売れる仕組みをクライアントに提供すること」でした。

具体的には、以下のサービスです。

• SNS運用サポート（Instagram・公式LINEなどの活用）
• 映像を活用したブランディング戦略の提案
• コンサルティングやコンテンツ提供を通じた長期契約の構築

多くのクライアントは、Webサイトを作った後「どうやって集客すればいいかわからない」という課題を抱えています。

そこで、Instagramや公式LINEを活用したSNS運用のサポートを提供し、長期的に関わる仕組みを作りました。

また、クライアントが集客を実践するには、映像を活用したブランディングが欠かせません。

今や、映像（リールやストーリーズ）を活用したSNSマーケが当たり前の時代。
特にリールは、動画編集のスキルが必要なので、デザインに加えて動画で魅せるコンテンツづくりを習得するといいでしょう。

さらに、1,000万円を継続するためには「労働時間に対しての収入」を減らし「安定した収益の柱」を増やす必要があります。

そこで始めたのが、コンサルティングやコンテンツ販売です。

• Webデザイン×マーケティングのオンライン講座を開設
• Webを通じて売れる仕組みをコンサルティング
• テンプレート販売やデザイン資料の提供で収益を自動化

こうすることで「自分の時間を切り売りする仕事」から「継続的な収入が生まれる仕組み」にシフトし、長期的に年収1,000万円を維持できる体制を整えました。

フリーランスWebデザイナーが年収1,000万円を達成するための必須スキル

僕の経験から、フリーランスWebデザイナーが、安定した収入を得るために必要な「必須スキル」をまとめました。

①Webデザインの基礎スキル

・動画制作スキル（企画＋撮影＋編集）
・コーディングスキル（HTML・CSS・JavaScript・WordPress）
・コピーライティングの知識（魅力的な文章を作る力）
・HP・LP制作スキル（成果につながるWebサイト設計）

②Webマーケティング & ブランディングスキル

・Webマーケティングの知識（SEO・広告運用・SNS戦略）
・ブランディングの知識（ターゲット設定・世界観の統一）
・集客・販売までの動線設計（Webサイト × SNS × 広告の連携）

③高単価案件を獲得するための「提案力」

・課題解決型の提案力（デザイン＋集客の両面からアプローチ）
・撮影スキル（写真・映像）を活かしたビジュアル提案
・SNS運用の知識を活用し、Webサイトと連携した集客戦略を提案

④高単価案件を安定させる「仕組みづくり」

・SNS運用・LINE公式用を組み合わせた継続サポートを提案
・クライアントの売上向上を支援し「リピート案件」につなげる
・オンライン講座・コンサルティングサービスを提供し、ストック型収益を作る

ここにリストアップしたスキルは、クライアントの売り上げアップにつながるものばかりです。

すべて習得する必要はありませんが、高単価案件を獲得できる可能性は高くなるはずです！

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